てかずの平凡サラリーマンが何かするブログ

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結局、朝食抜きは健康に良いのか悪いのか

一昔前は、健康のためには朝食はしっかり食べるべきという考え方が大勢を占めていたように思いますが、最近はプチ断食、オートファジーといった言葉が聞かれるようになり、食事をとらない健康法がちょっとブームになっているのではないでしょうか。結局、どちらが体に良いのだろうかと疑問になりますよね。

20年間、朝食を食べずに生きている私の実体験に基づいてどんな変化が期待できるか共有させてもらいます。

朝ごはん食べなくて大丈夫なの?と思っている皆さんの参考になれば嬉しいです。

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オートファジーとは

まずは最近はやりのオートファジーについておさらいをしましょう。

 

言葉の意味 (Autophagy = Auto + phage)

オートファジー=断食と思われがちですが、ギリシャ語で"オート(自ら)"、"ファジー(食べる)"に由来する造語で、簡単にいうと細胞が自分の成分を分解する生理現状のことです。

「最近、オートファジーしてる」といった使い方はちょっと違っていて「オートファジーを活性化させるために断食をしている」というように使う言葉です。

 

プチ断食がオートファジーを活性化

16時間くらい断食すると体が飢餓状態になって、細胞が自分を分解してエネルギーを確保する活動であるオートファジーが活性化すると言われています。体に十分な栄養が行き届いている時は、その栄養を優先的に使っているのでオートファジーは活性化しにくいのです。

オートファジーの効果

細胞が自らを分解して新しく生まれ変わることで、身体の中の古い細胞・老廃物が無くなって、若々しくいられる、身体の機能が正常化するので免疫力アップするといった効果が期待されています。細かな原理はまだまだ研究途上で解明しきれていない部分もあるようですが、体に良い影響があることは間違いないようです。

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プチ断食は朝食抜きが1番簡単

16時間、食べずに生活するためには、8時間以内に全ての食事を終えなければいけません。朝〜昼過ぎにのみ食事をするとか、昼〜夜のみ食事をするとか。

今、1日3食とっている場合、どれかを無くすか考えるわけですが、朝ごはんが1番簡単だと思います。夜ご飯を抜く場合、昼食から寝るまでの10時間前後、何も食べずに活動しなければいけませんが、これにはかなりの精神力が必要ですし、家族や友人と食事をともにする機会も、どうしても夜が多いので、それを全て無くすのも難しさがあります。

一方の朝であれば、夕食を終えてから寝ている間の10時間程度は誰でも勝手に断食状態が作れているわけです。あと6時間食事をとらないだけで16時間断食の完成です。朝食であれば1人で食べる人も多いでしょうから自分で食べないと決めれば、外的要因によって食べざるを得ない状況にもなりにくいでしょう。

朝食抜きでは、お昼まで元気が持たない、午前中頭が働かないと思われる方も、しばらく続けてみると身体が変わってくると思います。体重が減ったり、快便になったり、肌艶が良くなったりもありますが、私が感じるのは午前中、お腹が空かなくなるということです。

 

胃腸が目覚めないのでお腹は空かない 

これは私が20年間、基本的に朝食食べない生活をしていて感じていることです。

元々、朝食を食べなくなった理由は、朝は食欲がなくて何も食べたくないという理由からです。そもそも朝食べられない体質だった、というのはあるかもしれませんが無理に食べることをやめて生活すると、朝の食欲のないまま惰性で午前中を耐えられるのです。

苦行であった朝食から解放され、午前中にお腹を下すこともなく、空腹もなく昼を迎えられてとても快適になりました。

逆に朝食を食べた場合、昼前にとてもお腹が空いてしまいます。朝食を食べない場合よりも昼前の空腹感が大きくなるのです。私はこれをこれを胃腸が目覚めて活発になるからだと考えています。水程度のものしか入れずに、胃腸を寝かせたままにしておくと、昼に向かって少しずつ目覚めてきて、昼食の頃にちょうど良い空腹感に達します

休日で朝9時頃まで寝ていた日なんかは、夕方まで何も食べずで1日1食にしてしまうことも。

 

朝食抜きの効果

昼・夜に好きなだけ食べても体系維持できる

この朝食抜き生活で感じる最も大きな効果は、体系維持ができていることです。30歳過ぎたら太るよと言われて、案の定、同世代の同僚たちが少しずつ大きくなっていく中、私の体重は20年変わりません。(177cm / 62kg)

朝食を食べていない分、昼と夜は1日に必要な栄養素を摂取するために思う存分食べます。「意外と食べるんだね」と言われることがとても多いですが、朝に摂取していないカロリーと栄養素を2食にまとめているからでしょう。昼夜しっかり食べているように見えても、1日の摂取カロリーをしっかりコントロールできていれば、体系維持が可能です。

16時間断食で胃が小さくなるなんて話もありますので、昼夜に爆食せずとも満足できるようになる場合もあると思います。

 

免疫力アップ

朝食を食べる生活との比較はできませんが、免疫力も高く風邪をひきにくい体質だと思っています。周りと比べても大病もなく、いたって健康的な身体です。

朝食を食べないのは健康に良く無いとの見方が多かった以前は、なぜ自分が朝食抜きで健康でいられるのかよくわかっていませんでしたが、最近、オートファジーの効果が注目されるようになってから、20年間 朝食無しで生活して問題なかった理由がわかったような気がしています。

 

朝食抜きの懸念点の払拭

午前中頭が働かないのでは?

慣れかもしれませんが、個人的には十分な睡眠と水さえ摂取していれば、頭を使うことにおいてパフォーマンスが下がる感じは全くしません。食事をとるとその消化に血液を持っていかれるので頭がぼーっとしたり眠くなったりするとも言われています。朝食を食べないことで、睡眠でチャージした全ての集中力を仕事にぶつけることができると考えています。

 

一気にたくさん食べると太る?

一度にたくさん食べると身体が全部吸収して太りやすいとも言われますが、全部吸収したとしても、摂取した以上にカロリーが増えることは無いのですから、消費カロリーを超える摂取が無ければ太ることはありません。

結局、太るかどうかは、基礎代謝+消費カロリーと摂取カロリーのバランスでしかないので、食事の回数はあまり気にする必要はないと思っています。

オートファジーを活性化させて健康な身体を作っておけば、しっかりと基礎代謝も高い水準を維持できているでしょうし、朝食を食べる時間をウォーキングやストレッチなどの朝活に活用できれば、さらに消費カロリーを上積みできます。

 

まとめ

世の中には色々な考え方がありますし、個人差によって合う合わないもあるかとは思いますが、20年間 朝食無しで健康に生活できている事例として参考にしていただければ幸いです。

どの程度の栄養素摂取でオートファジー活性化効果が薄れてしまうかは個人差がありますが、胃腸に消化の負担をかけにくい野菜ジュースなどは摂取してもいいと思っているので、慣れるまでは午前中の空腹感対策にうまく取り入れながら、長く継続することが大切です。

食事によって外から摂取する栄養素で健康になるという考え方もいいとは思いますが、身体を中から蘇らせるオートファジーの効果はより大きなものがあると思います。人間が本来持っている生きる力を最大限活用して、強い身体を作る健康法にぜひ挑戦してみてください。